
「ものづくり」と聞くと、一つの製品や技術を極める姿を思い浮かべる方も多いかもしれません。
今回の備後支部7月例会では、創業100年を超える株式会社北川鉄工所様を訪問し、
工作機器、鋳造・加工、産業機械という異なる事業を展開しながら成長を続ける「多角化経営」と、
挑戦し続ける企業文化について学びました。
会社概要のご説明、本社工場の見学、質疑応答を通じて、
長年培われた技術だけでなく、時代の変化に合わせて新たな価値を生み出し続ける姿勢に触れることができました。
日時:2026年7月24日
訪問先:株式会社北川鉄工所
内容:会社概要説明・工場見学・質疑応答

会社概要では、1918年の創業から現在に至るまでの歩みをご紹介いただきました。
木工から始まった事業は、時代の変化に合わせて発展を続け、
現在では工作機器・鋳造加工・産業機械の3つのカンパニーを中心に事業を展開されています。
工作機械用チャックでは国内トップクラスのシェアを誇る一方、
鋳造部品や建設機械、コンクリートプラントなど、多様な分野で事業を展開されており、
それぞれ異なる市場を持つことで安定した経営基盤を築かれていることをご紹介いただきました。
また、「ものづくりのその先へ」という企業ビジョンのもと、
新しい技術や市場へ挑戦し続ける企業文化についてもお話しいただきました。

続いて、本社工場を見学しました。
工作機械用チャックの製造工程では、自動化設備を積極的に導入しながらも、
人の技術や改善活動を組み合わせ、高い品質を維持されている様子を間近で見学しました。
工場内は整理整頓が徹底され、品質だけでなく働きやすい環境づくりにも力を入れられていることが印象的でした。
また、ウォータージェット加工技術の紹介では、
その加工機で製作されたオリジナルコースターをご用意いただきました。
参加者は実際に加工技術に触れながら記念品として持ち帰ることができ、
北川鉄工所様ならではのお心遣いも感じられるひとときとなりました。

質疑応答では、参加者から多くの質問が寄せられました。
特に、
などについて活発な意見交換が行われました。
また、現場改善や品質管理についても参加者から様々な視点で意見が交わされ、
企業・参加者双方にとって学びの多い時間となりました。

参加者からは、
といった声が寄せられました。
また、アンケートでは回答者全員から「満足」以上の評価をいただき、
多角化経営や企業文化、人材育成への取組など、多くの学びが得られたとの感想が寄せられました。
備後支部では、単なる講演や交流にとどまらず、
「接続 → 連携 → 新事業」
へとつながる場づくりを進めています。
今回の例会では、100年を超える企業が、多角化によって事業基盤を築きながら、新しい技術や市場へ挑戦し続ける姿に触れることができました。
「自社の強みをどう磨き、どのように新たな価値へつなげていくか」。
今回の学びが、参加企業それぞれの新たな挑戦につながることを期待しています。
このたび、会社概要のご説明ならびに工場見学にご協力いただきました
株式会社北川鉄工所の皆様に、心より御礼申し上げます。
丁寧なご説明に加え、ウォータージェット加工によるオリジナルコースターをご用意いただくなど、
参加者への温かいお心遣いもいただきました。
参加者にとって、技術だけでなく、
企業文化や経営についても多くの学びと気づきを得られる大変貴重な機会となりました。
誠にありがとうございました。

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