
新規事業のアイデアはあるものの、なかなか前に進まない。
やりたいことはあるものの、社内で誰に何を任せればよいか定まらない。
今回の備後支部8月例会では、
「新規事業の足枷を外す2つの方法」をテーマに、
大手コンサルティングファームの皆様をお迎えし、
対話型のワークショップを開催しました。
新規事業を動かすためのポイントとして示されたのは、「言語化」と「担当割り」。
講義だけでなく、個人ワークや参加者同士の対話を通じて、
自社の強みや顧客の課題を整理し、
「次に何をするか」「誰が担うか」までを考える実践的な機会となりました。
日時:2026年8月7日
訪問先:ミュージアムカフェ・ルミエール(ふくやま美術館内)
内容:講義・個人ワーク・グループワーク

新規事業を進める際、資金や人材を確保して本格的に事業化する前に重要となるのが、
アイデアを小さく試し、その可能性を確かめる「実証」の段階です。
今回の講義では、そのためには頭の中にあるアイデアを、
自分だけでなく周囲の人にも伝わり、
検討できる状態まで具体化することが重要であると紹介されました。
そこで活用したのが、事業の成立に必要な要素を整理する「9つの確認ポイント」です。
「自社の強み」を起点に、
などを順に整理。
単に「品質が高い」「この層をターゲットにする」といった表現にとどまらず、
他の人が読んでも具体的なイメージを持てるところまで言葉にすることの重要性を学びました。

もう一つのテーマが「担当割り」です。
新しい取り組みを進めようとすると、
経営者自身が多くの仕事を抱え込んでしまうことがあります。
そこで今回は、事業を進めるために必要な仕事を書き出し、
経営者/社内メンバー/外部人材/AI
の誰が担うのが適切かを考えました。
特に、「ビジョン」「熱量」「意思決定」など、経営者だからこそ担うべき役割と、
それ以外の仕事を切り分けることがポイント。
社内の人材や外部の専門家、生成AIなどを適材適所で活用しながら、
経営者一人ではなく、周囲とともに事業を動かしていく考え方について学びました。

講義の後は、実際に自社の新規事業や新たな取り組みを題材に個人ワークを行いました。
自社の強み、顧客の課題、顧客の置かれている状況、
顧客にとっての成功体験などを付箋に書き出し、まずは自分の頭の中を整理。
さらに、必要となる仕事について「誰が担うのか」を考えました。
その後のグループワークでは、各社の事業内容そのものではなく、
「どこを考えるのが難しかったか」
「どのような視点で整理したか」
といった“考え方”を中心に共有しました。
異なる業種や立場の参加者同士で意見を交わすことで、
自社だけで考えていては気づきにくい視点にも触れる機会となりました。

今回の会場は、ふくやま美術館に併設する
「ミュージアムカフェ・ルミエール」。
窓から福山城を望むことができる開放的な空間で、
個人ワークや参加者同士の対話を行いました。
福山らしい景色を楽しみながら、
会社や業種の垣根を越えてじっくりと考え、語り合う時間となりました。

参加者からは、
といった声が寄せられました。
また、新たなつながりが生まれたとの声も多く、
学びだけでなく、参加者同士の交流という面でも有意義な機会となりました。

備後支部では、単なる講演や交流にとどまらず、
「接続 → 連携 → 新事業」
へとつながる場づくりを進めています。
今回の例会では、新規事業について「何をするか」だけでなく、
「どう具体化するか」「誰と進めるか」まで一歩踏み込んで考えました。
例会の最後には、まず一つ、
翌営業日から始められることを決めて行動に移すことも呼びかけられました。
今回の学びや参加者同士のつながりが、
それぞれの企業における新たな挑戦の一歩につながることを期待しています。
このたびの例会開催にあたり、遠方より福山までお越しいただき、
企画段階から当日の講義・ワークショップまでご協力いただきました
大手コンサルティングファームの皆様に、心より御礼申し上げます。
新規事業を前に進めるための考え方を、
具体的な事例やワークを交えながら分かりやすくお伝えいただき、
参加者にとって自社の取り組みを改めて見つめ直す貴重な機会となりました。
誠にありがとうございました。

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